┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃              ASK3/codeA対応 アクセサリシリーズ6                      ┃
┃                      「ASKCodes」                                  ┃
┃                        V1.31                                          ┃
┃               Copyright (C) 1998-99 by AIG-Soft                            ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃      これは何?                                                            ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

ASKCodesはASK Ver.3用のアクセサリです。

        コード表からの文字選択

が出来ます。
ASKが標準で持つ記号入力を大幅に拡張したものといえばわかりやすいでしょうか。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃      組み込み法                                                            ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

ASKCodesはコマンドラインからの起動で常駐します。
常駐サイズは、/Mオプション指定無し時で約3.4Kです。

        ASKCodes [/R /M /K /C]

        「例」ASKCodes

CONFIG.SYSのPROGRAM=での組み込みも可能です(DEVICE=は不可)。
        「例」PROGRAM = A:¥SYS¥ASKCodes.X

ASK3のアクセサリ数は全部で10までですので、他で登録している
アクセサリとあわせて10以下になるようにして下さい。
codeA.sys v0.05T1(FDS氏)以降をお使いの場合は32まで登録出来ます。

ASKの設定に関しては、日本語入力/辞書ユティリティーのユーザーズマニュアルも
参照してください。

アクセサリ機能はASKのV3/codeA.sysの機能なので、ASK V2以前では
使えません。もちろん、FIXER等の他のかな漢字変換フロントプロセッサでも使えません。

ASKCodesをX68030以外での利用には、IOCS.XまたはHIOCS.Xが必要です。
必ず先にそれらを常駐させておいて下さい。

┌───────────────────────────────────┐
│オプション (-,/、英大文字小文字どちらでもOK)                        │
└───────────────────────────────────┘

/M      テキスト画面の退避ワークエリアをメインメモリーから確保します。
        この時は、常駐サイズがワークエリア分増えます(約35K)。
        デフォルトは、テキスト画面の未使用領域($e50000〜)に取ります。

/K      起動キーを[記号入力]のみにします
        ただし、このオプションを指定すると、ASK3オリジナルの記号入力は
        使えなくなります(いらないとは思うけど^^;)。

/C      起動時にTimer-Cのベクターが書き替えられていたらTimer-Cを止めます。
        ASKCodes組み込み時のTimer-Cのベクターと比較して、異なる=書き替えられている
        場合のみ止めます。
        MicroEMACSはTimer-Cを使って独自のカーソルも点滅させているために、
        ASKCodes終了後に不点滅カーソルが残ることがありますが、これが回避されます。
        
        Config.sys/Autoexec.batでTimer-Cを書き替える常駐プログラムを組み込んでいる場合は、
        必ず、それより後にASKCodesを組み込むようにしてください。

/R      常駐を解除します。

┌───────────────────────────────────┐
│組み込み時のエラー                                                    │
└───────────────────────────────────┘

ASKCodes組み込み/解除時に発生する可能性の有るエラーは次の通りです。

「ASK v3/codeAではありません」
        ASKcodeはASK Ver3またはcodeAでしか使えません。FEPを調べてください。
        もしくはASK Ver3/codeAが組み込まれていません。

「アクセサリ「文字選択」が登録できません」
        ASKCodesがASK/codeAに登録出来ません。
        ASKのアクセサリは同時に10までしか登録出来ませんので、
        他で登録しているアクセサリ数が9あることになります。
        (ASKCodesは1つのアクセサリを組み込みます。)
        codeA.sys v0.05T1(FDS氏)以降をお使いの場合は32まで登録出来ます。

「アクセサリ「文字選択」が削除できません」
        何等かの理由でASK/codeAからASKCodesが外せません。
        もしくは常駐しているASKCodesと今実行したASKCodesのバージョンが
        違います。

「すでに常駐しています」
        すでに常駐しているのに、再度常駐しようとしました。

「常駐していません」
        ASKCodesは常駐していません。従って解除もできません。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃      使い方                                                               ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

アクセサリは、ASK/codeAが起動している(変換ラインが出ている)状態でのみ有効です。
インライン変換でも大丈夫です。ただし、SX−Window上ではコンソールも含め、
たぶん動作しません(必要ないと思うが)。

変換ラインに何も入力していない状態で起動できます。
文字選択窓の表示位置は現在のカーソル位置から自動設定されます。

文字をコード表から選択し、スペースキーを押すと、それが変換ラインに表示されます。
これが現在選択中の文字です。ここに入るだけ(全角で40文字、半角で80文字、
1/2角、1/4角文字は40文字)まで選択し、リターンキー(CR/ENTER)を押すと
それが入力されます。

┌────┐
│操作キー│
└────┘
        SHIFT+[記号入力]        起動/終了
                                /K指定時は[記号入力]のみです。
        
        ↑↓←→                文字選択(カーソル移動)
        HOME/DEL                このページ先頭/最後へ
        
        RollUp/RollDown         前後のページへ
                                ページ移動した時のカーソルの位置は、基本的に前のページと
                                同じ位置ですが、文字種類が変わった時には変化することが
                                あります。これはバグではなく仕様です(^_^;)。
        
        SPACE                   表から1文字選択
        BS                      選択中の最後の1文字を削除
        CLR                     選択中の文字をクリア
        
        CR/ENTER                選択中の文字を持って終了
                                SPACEで1文字も選択していない時は、現在カーソル位置の文字を
                                持って終了します。
        
        ESC                     中断
        
        1/F1                    JIS第1水準漢字先頭へ飛ぶ
        SHIFT/OPT.1+1/F1        JIS第1水準漢字最後へ飛ぶ
        
        2/F2                    JIS第2水準漢字先頭へ飛ぶ
        SHIFT/OPT.1+2/F2        JIS第2水準漢字最後へ飛ぶ
        
        3/F3                    1/2角文字先頭へ飛ぶ
        SHIFT/OPT.1+3/F3        1/2角文字最後へ飛ぶ
        
        4/F4                    1/4角文字先頭へ飛ぶ
        SHIFT/OPT.1+4/F4        1/4角文字最後へ飛ぶ
                                半角外字は1/4各文字の後ろに2ページあります。
        
        5/F5                    JIS記号(英数字かなも含む)先頭へ飛ぶ
        SHIFT/OPT.1+5/F5        JIS記号最後へ飛ぶ
        
        6/F6                    全角外字先頭へ飛ぶ
        SHIFT/OPT.1+6/F6        全角外字最後へ飛ぶ
        
        0/F10                   半角文字先頭へ飛ぶ
        SHIFT/OPT.1+0/F10       半角文字最後へ飛ぶ

┌───────┐
│   表示例    │
└───────┘              現在のページの文字種類
                                   ↓       SHIFT       カーソル位置文字の
全角系コードの例                   ↓        JIS  JIS ←コード番号
┌[ 文字コード表 ]───────── 全角記号 :8140/2121  ┐
│-code-:-+0-+1-+2-+3-+4-+5-+6-+7-+8-+9-+A-+B-+C-+D-+E-+F-│
│ 8140 :   、 。 , . ・ : ; ? ! ゛ ゜ ´ ` ¨ ^ │
│ 8150 :  ̄ _ ヽ ヾ ゝ ゞ 〃 仝 々 〆 〇 ー ― ‐ / \ │
│ 8160 : 〜 ‖ | … ‥ ‘ ’ “ ” ( ) 〔 〕 [ ] { │
│ 8170 : } 〈 〉 《 》 「 」 『 』 【 】 + − ± × ** │
│ 8180 : ÷ = ≠ < > ≦ ≧ ∞ ∴ ♂ ♀ ° ′ ″ ℃ ¥ │
│ 8190 : $ ¢ £ % # & * @ § ☆ ★ ○ ● ◎ ◇ ◆ │
│ 81A0 : □ ■ △ ▲ ▽ ▼ ※ 〒 → ← ↑ ↓ 〓    │
│ 81B0 :         ∈ ∋ ⊆ ⊇ ⊂ ⊃ ∪ ∩ │
│ 81C0 :         ∧ ∨ ¬ ⇒ ⇔ ∀ ∃  │
│ 81D0 :           ∠ ⊥ ⌒ ∂ ∇ ≡ │
│ 81E0 : ≒ ≪ ≫ √ ∽ ∝ ∵ ∫ ∬        │
│ 81F0 : Å ‰ ♯ ♭ ♪ † ‡ ¶     ◯ ** ** ** │
│-code-:-+0-+1-+2-+3-+4-+5-+6-+7-+8-+9-+A-+B-+C-+D-+E-+F-│
│[↑↓←→,RollUp/Down:移動,SPC:選択,BS/CLR:修正,CR:決定]│
└────────────────────────────┘
全角系文字は$8140〜$ecfcで、$xx40〜$xxfcが1ページです。
ただし、$xx7f,$xxfd〜$xxffは存在しません。
また、**はシフトJISコードにないコードです。
$8140以外の空白は未定義コードです。入力は可能ですが、文字が存在しません。
$eb9f以降は外字領域です。各自のシステムで定義されている外字が表示されるはずです。


                                        JISコードがない文字ではSHIFT-JIS=JISとなります
半角系コードの例                                    ↓
┌[ 文字コード表 ]───────── 1/2角文字:8020/8020  ┐
│-code-:-+0-+1-+2-+3-+4-+5-+6-+7-+8-+9-+A-+B-+C-+D-+E-+F-│
│ 8020 :    !  "  #  $  %  &  '  (  )  *  +  ,  -  .  /  │
│ 8030 : 0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  :  ;  <  =  >  ?  │
│ 8040 : @  A  B  C  D  E  F  G  H  I  J  K  L  M  N  O  │
│ 8050 : P  Q  R  S  T  U  V  W  X  Y  Z  [  ¥  ]  ^  _  │
│ 8060 : `  a  b  c  d  e  f  g  h  i  j  k  l  m  n  o  │
│ 8070 : p  q  r  s  t  u  v  w  x  y  z  {  |  }  ‾  ** │
│ 8080 : ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** │
│ 8090 : ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** ** │
│ 80A0 :   。  「  」  、  ・  ヲ  ァ  ィ  ゥ  ェ  ォ  ャ  ュ  ョ  ッ  │
│ 80B0 : ー  ア  イ  ウ  エ  オ  カ  キ  ク  ケ  コ  サ  シ  ス  セ  ソ  │
│ 80C0 : タ  チ  ツ  テ  ト  ナ  ニ  ヌ  ネ  ノ  ハ  ヒ  フ  ヘ  ホ  マ  │
│ 80D0 : ミ  ム  メ  モ  ヤ  ユ  ヨ  ラ  リ  ル  レ  ロ  ワ  ン  ゙  ゚  │
│-code-:-+0-+1-+2-+3-+4-+5-+6-+7-+8-+9-+A-+B-+C-+D-+E-+F-│
│[↑↓←→,RollUp/Down:移動,SPC:選択,BS/CLR:修正,CR:決定]│
└────────────────────────────┘

半角系文字は$0020〜$00df,$8020〜$80df,$f020〜$f3dfで、$xx20〜$xxdfが1ページです。
ただし、$xx7f,$xx80〜$xx9fは存在しません。
また、本当は$xx00〜$xx1fにもコントロールコードを可視化した文字がありますが、
入力すると誤動作を起こすことがあるので、表示しません。

**は文字の存在しないコードです。
$80b0,$f1b0,$f3b0は入力可能ですが、文字(フォント)が存在しません。

┌───────┐
│注意          │
└───────┘

(1)condrv.sysを組み込んでいる場合、ASKCodesの表示がバックログに入らないように
   制御しています。古いバージョンのcondrvではASKCodes終了後に元がoffでもonに
   なることがありますので、御注意下さい。
   (ESC0/1で制御しています。最近のバージョンではこの問題は起らないそうです。)

(2)SuperED.x v1.18(T.Nishikawa氏)上ではOPT.1を使ったキー操作が全てSuperEDに
   乗っ取られるので、アクセサリの操作キーとしては使えなくなります。
   SuperED上で文字種類ジャンプを行う時は、OPT.1ではなくSHIFTを使ってください。

(3)テキスト画面幅は96/64桁に対応していますが、64桁でSPACEの
   1文字選択した時、画面幅を越えて選択することも出来ますが表示されません。
   (解りにくい説明ですが、やってみれば解ります。)
   また、32桁画面では使えません(起動は可能かも知れないけど使えない)。

(4)/Cを付けない場合、MicroEMACSでは起動後に点滅しないカーソルが残ることがあります。
   これはMicroEMACS側の問題ですので、回避出来ません。
   ただし、テキストの編集には影響有りません。
   /C指定時にMicroEMACS上で呼び出した時は、ASKCodes自体のカーソルも点滅しません。
   (システムのカーソルもTimer-Cを使っているから。)
   余談ですが、MicroEMACSでは1/2角文字は正常に編集出来ないようです。
   (1/4角文字は大丈夫のようです。)

(5)/Cを付けた場合で、Timer-Cを乗っ取るプログラムと併用した場合、
   マウスが使えなくなります。これは、マウスがTimer-Cを使っているからで、
   回避出来ません。なお、MicroEMACS上ではソフトウエアキーボードは使えないよう
   になっているようです。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃      お約束                                                                ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

(1)転載は、無料ネットへの場合、特に制限はありません。自由です。
   有料ネットへの転載・ホームページへの掲載は「必ず事前に」ご連絡下さい。
   Q2ネットへの転載および各種メディアによる販売は個人/企業を問わず「禁止」です。

(2)このプログラムを使って発生したのいかなる問題にも、当方は関知しません。

動かない、動作がおかしいと思う時は、LeDAまでお知らせ下さい。
また、こうした方が良い等のいろいろな御意見、御感想もお待ちしております。

これが、皆さんに、長く使っていただけるツールであることと、
このプログラムを使う、X68現役ユーザーが多いことを祈りながら・・・。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃      連絡先                                                                ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

        満開ネット      MKSX0424
        E-Mail          LeDA@osaka.email.ne.jp

以上ならよく連絡が付きますが、まれにしばらく通信出来なくなることがありますので、
気長にお待ち下さい。

                                LeDA